ローコスト住宅って、制約だらけの間取りなんじゃないの?
建売住宅みたいに、決まった規格の家だから、安いんじゃないの?
「ゆきだるまのお家」で自宅を建てるまでは、そんな不安を持っていました。
いくつかの工務店やローコストメーカーの資料を取り寄せたり、話を聞いた経験からすると、
- 確かに、融通が利かないから安い
- 部屋の数や配置は、あまり変えられない
- 室内のデザインは建物シリーズで統一なので、細かい変更ができない。
こんなローコスト住宅もありました。
でも、それでは、窮屈だと思ったのです。
ローコストとは言え、イチから家を建てるなら、自分が暮らしやすい家にしたい。
それでたどり着いたのが、「ゆきだるまのお家」でした。
今回は、「ゆきだるまのお家」の間取りの決め方や特長について、まとめてご紹介したいと思います。
「ゆきだるまのお家」の間取り
パートナー契約
これは、実際に設計図を作成する段階で、藤城建設と結ぶものです。
金額は10万円。
実際に工事まで進めば、費用に組み込まれます。
でも、設計図の段階で止めれば、返金はされません。
なので、設計図を作る契約と言えるでしょうね。
一部の大手の工務店やハウスメーカーでは、50~100万円を入金してから設計開始とも聞きます。
それに比べれば、随分良心的だと感じました。
現実として、設計図は何通りももらいましたし、全体像を決めてからも、数えきれないくらい手直しが入りました。
10万円以上のことをお願いしてしまったかも、と後から思いましたね。
セミオーダー
注文住宅には、何から何まで、間取りも、建材も、設備も、柱の一本に至るまで、全部をイチから決める「オーダータイプ」と、ある程度は決まっていて、一部を施主が選ぶ「セミオーダータイプがあります。
ちなみに「ゆきだるまのお家」の間取りは、セミオーダーです。
考えているイメージを伝えれば(平屋とか、2階建てがイイとか)、間取りプランを見せてくれます。
ラミネートされた設計図が束になって、まるで電話帳のようでした。
でも、これを目撃したのは、一度だけです。
なぜなら、その後は、担当設計士さんが何枚も作ってくれたから、です。
ちなみに、特に指定しなければ、バリアフリー設計でしたよ。
担当設計士さんの話によると、
間取りプランはあるようで、ないようなもの
だそうです。
このプランなら部屋数は変えられませんとか、台所は絶対この場所でとか、
そんなことはありませんでした。
土地の広ささえ許せば、建物の大きさも、小刻みに変更できましたしね。
ちなみに我が家の場合は、
- 平屋→ 総2階建て
- 20坪→23坪→25坪→26坪
建物の大きさだけで、これだけ変わりましたもの。
室内は、もっと何度も変更しました。
浴室・洗面室の場所だけでも、右から左へ、1階から2階へ、さらにその逆へと二転三転したのでした。
担当設計士さんも、嫌な顔一つせず、間取り図を修正してくれて、ホントありがたいです。
普段のやり取りはメールが主でして、一日に何度もメールボックスを確認していました。
間取り図が添付されたメールが来ると、もう、ワクワクして開いたものです。
ただ、窓には注意が必要です。
数を少なくしたり、大きさを変えたり、設置場所によっては、希望通りにいかないこともありました。
太陽の光を取り込めない窓だと、暖かさを生かせないからです。
ま、太陽の熱も暖房として生かすのが「ゆきだるまのお家」ですからね。
ユニットバスやシステムキッチン、洗面台、トイレの面積は削れない
間取りは、配置や組み合わせに限れば、かなり自由度が高いです。
ただし、ユニットバスやシステムキッチン、洗面台、トイレなど基本的な設備は、指定がありました。
これらはLIXILかTOTOの、指定されたシリーズ。
ドアや床など建具は、LIXILでしたね。
提案されたシリーズ以外のものに変えると、追加料金がかかる場合もあります。
大量に一括して仕入れるから安い。
それがローコストの理由ですから、このあたりの事情は仕方ないのでしょうね。
さて、こういった大量生産のユニットバスなどは、面積が決まっています。
間取りはかなり自由ですが、ユニットバス分の面積、システムキッチン分の面積、こういうものは削れませんでした。
ユニットバスをやめてシャワーブースにして、浴室面積を小さくする
例えばこういうやり方は、追加料金がかなりかかるそうです。
私も標準装備のユニットバス(1畳サイズ)ではなく、もう一回り小さいサイズ(0.5畳サイズ)にしたかったのです。
でも、なかなかの料金が追加でかかるため、やめたのでした。
モデルハウスで、標準的な間取りが見られます
いろいろと特長をまとめましたが、結局は実際に見るのが一番です。
「ゆきだるまのお家」は、住宅展示場に出店はしていませんが、入居前の建物を公開しています。
なので、ここに行ってみるのが一番でした。
ブログ上で言うのもなんですが、百聞は一見に如かず、です。
私のとき(2018年)には、札幌市東雁来の新興住宅地にモデルハウスがありました。
2階建てで、子育てファミリーを想定したような間取りです。
システムキッチンは対面で、居間の続きに畳の小上がりがありました。
もちろん、断熱材の模型も見ましたよ(写真は撮り忘れました)。
施主がいて、現にこれから家族で住もうとしている人がいる家。
広告費の節約もあるでしょうけど、実際の建物にも自信があるということかな、と思うのです。
また、施主さんが公開させてくれる、つまり関係性が良いのかな、と、そういう風にも感じました。
このあたりも、「ゆきだるまのお家」というか、藤城建設の印象が良かった理由のひとつです。
「間取りの自由度が高い」。これも、「ゆきだるまのお家」の魅力でした
ローコスト住宅を考え始めたとき、年上の友人からは、こう言われました。
トレーラーハウスみたいに、決まった規格の部屋を組み合わせる感じ?
当の私のイメージすら、この程度でした。
同じ形で色違いの家をたくさん建てるから、安い(ローコスト)なのかな?
確かに、いかにも大量生産をした外観の戸建て住宅だったり、部屋の形や配置も施主は選べない会社もありました。
でも、そうではない工務店もありますし、最終的に依頼した「ゆきだるまのお家」は、間取りの自由度がとても高かったです。
選択肢が多い分、自分がもっと勉強しておけばよかったと、思うくらいでした。
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