たとえローコスト住宅であっても、注文住宅は大きな買い物です。
住宅ローンが必要なくらい、高額な費用が必要です。
そんな大金を支払うにも関わらず、「やってみないとわからない」要素が大き過ぎると感じます。
「中古住宅」や「建売」ならば、既に完成しているので、現物を確かめることができます。
でも、注文住宅では、それが不可能。
建ち上がって、しかも住んでみないとわからない、博打みたいですね。
お金持ちなら、そんなギャンブル要素も楽しめるのでしょうけど、私は無理でした。
工務店を信じてお任せする
なんて、言いながらも、
ホントに大丈夫かな?と心配でした。
ホームインスペクションを依頼したのも、安心の裏付けがほしかったからです・・・。
というような「活きた情報・体験談」を探したのですが、私の場合は、最初のころは苦戦していました。
それっぽく書かれた話でなく、実際の体験談や判断の基になる知識がほしいのですが、ストライクな情報の探し方がわからなかったです。
そこで今回は、家づくりのための「活きた情報を探す方法」について、まとめました。
知ってしまえば簡単な方法でも、気がつかなければ、それまでです。
家づくり中に「やっておけばよかった」と思う方法も記載しました。
インターネットで探す
企業のホームページや口コミ掲示板
インターネットで情報探しと言うと、
- 工務店の業者名を検索して、会社のホームページを見る
- 口コミ掲示板にアクセスして、スレッドを最初から最後まで読む
これが一般的でしょうか。
私も、もちろんやりました。
少しどころでなく、膨大に時間を費やしています。
でも、満足度はそれほど高くないのが本音でした。
工務店やハウスメーカーの企業サイトは、完成度に大きなムラがあります。
わかりやすいものもありますが、情報が整理されていないものも、けっこうあります。
素敵な画像が大きすぎて、表示に時間がかかる・・・なんてこともありました。
知識がある程度ついた今なら、小さな工務店の個性的なサイトを見ても、
あぁ、こういうことね
これは、あのことだな
情報をサクサク処理できるし、わからないことを別に検索するコツもわかります。
でも、家づくりを考え始めた頃は、工務店・ハウスメーカーのサイトを見ても、
何に注目すれば良いのやら?
でした。
無料の口コミ掲示板についても、注意が必要です。
不特定多数が匿名で投稿できるので、情報の信頼度がいまひとつなんですよね。
そのくせ、ついつい長時間を使ってしまいます。
口コミ掲示板は、キーワードを拾うくらいにとどめることが得策です。
施主のブログ・Twitter・インスタグラム
私が一番お世話になったのは、施主ご自身が書いているブログでした。
家族構成やライフスタイルが違っても、情報が多少薄くても、隅から隅まで読みました。
そこには、実際に「どういう経緯をたどって、家が建ち上がったか」が書かれているからです。
主観的な感想も、ありがたかったです。
それは、企業のサイトから得るのは難しかったからです。
施工主へのインタービューが掲載されていても、マイナスなことは書かれていませんものね。
ただし情報の信頼性は、100%ではありません。
口コミ掲示板の書き込みよりはマシですが、それでもほとんどは「匿名」ブログです。
故意ではなくても、情報が古い場合もあります。
知り合いの知り合いから聞いた話
これくらいの信頼性と考えていました。
最近なら、Twitterやインスタグラムなどを含めたSNS全般も、「実際にどうなのか」を知るために役立ちますね。
SNSに挙がっている情報を探すなら、調べたい単語の頭に、ハッシュタグ「#」をつけると効率的です。
工務店やハウスメーカーから情報をもらう
工務店やハウスメーカーに直接質問したり、営業担当者に会いに行くのも、もちろんアリです。
でもそれ以外に、一歩踏み込んだ方法があるので紹介しますね。
施主OBやOGに会わせてもらう
施主OB・OG、つまり経験者にお話を伺うという方法です。
実際に建てた施主、欲を言えば、入居して数年経っているご家族にお会いできれば一番です。
工務店やハウスメーカーによっては、「オープンハウス」などの名称で実施していますね。
私自身は、何となく気後れして希望しなかったのですが、あとで後悔しました。
「施主」と「施主予定」という近い立場だからこそ、必要な情報が何か、すぐにわかるしやり取りできたと思うのです。
ちなみに、施主OB宅への訪問を企画していない工務店やハウスメーカーでも、お願いすると実現することがあるそうです。
住宅展示場は、どうなのか?
数年前の話ですが、知人に付き合って、住宅展示場に行ったことがあります。
札幌市内の平岡にある展示場で、7~8社が出店していました。
そのときは、当事者は知人ですが、私も興味津々。
将来のために、しっかり情報収集しようなんて考えていましたが、
3時間ほど滞在して、もうおなかいっぱいでした。
数か所のモデルハウスに入りましたが、
- 明るい雰囲気
- 高そう
- 寒かった
こんなぼんやりした感想しか、記憶に残っていません。
パンフレットも山ほど手元に残りましたが、モデルハウスの記憶と一致しないものさえあります。
一方で、個人情報をしっかり聞かれ(知人が)、「収入は足りるのかいな」と値踏みされた(知人が)感触があり、
何だかぐったりでした。
しかも、住宅展示場のモデルハウス群は、その会社のスタンダードではありません。
オプションを含め、一番良い設備に、豪華なインテリアです。
実際に建てるであろうプランとは、だいたいは差がついています。
何をしに行ったのやら、でした。
住宅展示場に行くのなら、
どんな家にしたいのか、具体的なイメージ・条件・機能が既に決まっている
希望する条件や機能が実現できるか、確認に行く
ここまでの準備をしておくといいでしょう。
そもそも何を調べればいいか、それがわからない?
今回は、家づくりに必要な「活きた情報」を手に入れるための方法を紹介しました。
インターネットの検索方法は、自分で試行錯誤して落ち着いたやり方です。
一方で、施主OB訪問は、やらないでいて後悔したことです。
住宅展示場は・・・自分の家を建てるためには、行きませんでした。
ただし、今回まとめた方法は、ある程度の情報が集まってから真価を発揮します。
- お目当ての工務店がいくつかある。
- どうしても譲れない設備・条件がある。
こんな状況での情報収取に向いています。
では、それ以前の段階だったら?
何から調べればいいかわからない、という場合ですね。
注文住宅・ローコスト住宅に詳しい人が近くにいれば、そのひとに相談するのが一番です。
でも、そんなラッキーはなかなかありません。
ショッピングセンターなどに「(例)住宅の相談窓口」があったりしますが、対面でのやり取りはちょっと億劫です。
あれこれと、根掘り葉掘り聞かれても面倒ですしね。
そう考えていくと、インターネット上で資料請求するのが結局は近道でした。
一括請求のサイトでは、検索項目に従って、工務店やハウスメーカーを絞り込みますよね。
この作業が、自分にとってのイメージ作りに役立ったとも感じています。
世の中には、本当にたくさんの工務店やハウスメーカーがあるんだなあと感心したりして。
純粋に工務店やハウスメーカーの検索なら、最大手はスーモでしょうか。
最近だと、間取りや土地についても一括して資料請求できるサイトがあるので、貼っておきます。
- 家づくりを思い立ったばかりで、何を調べたらいいのやら~?の場合
- 時間がないので、まずは効率よく選択肢を絞りたい場合
家づくりのために必要なことの、全体が把握できます。
なにしろ無料なので、試してみる価値はあると思います。
ちなみに、資料が届いてからのことを心配していましたが大丈夫でした。
こちらからの相談には親身ですが、それ以上のしつこい営業はなかったです。
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