ローコスト住宅は、将来後悔する?注意するポイントは3つ!

ローコスト住宅の将来と不安 ローコスト住宅とは

家は、一生に一回(かもしれない)大きな買い物です。

「だから、慎重に考えなさいよ」

私がローコスト住宅で自宅を建てようとしたら、年上の知人に言われました。

 

本当に一生住むかどうかはともかく、あと30年以上はここで暮らす予定です。

単純計算だと、70歳前後までは、この家にお世話になるつもりです。

 

70歳前後・・・。

 

友人がため息をつきます。

ちなみに彼女は、これからローコスト住宅で自宅を建てる予定です。

そして、会うと毎回こう言います。

 

何十年も暮らすのに、ローコスト住宅で大丈夫かな。

 

住宅性能や建材については、性能を求める部分、妥協する部分を納得して、工務店を決めたとします。

でもそれ以外のことで、ローコスト住宅で気をつけることは、どんなことでしょうね?

 

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和室は必要?

 

この先も同じかどうかは微妙ですが、現時点では、和室は年配者に喜ばれます

仏壇を大切にする年代というのも、関係しているでしょうか。

仏間は、だいたい和室ですものね。

 

今は必要ないけど、年をとったら、和室がほしくなるかも・・・。

漠然とした不安がないわけではありません。

 

ローコスト住宅のプランに和室がない

 

でもローコスト住宅では、和室なしのプランが多いです。

私が自宅を建てた2年前も、友人が悩んでいる現在も、それは同じ状況です。

 

理由は単純明快で、和室は、建てるのに手間がかかるからです。

 

ローコスト住宅では、基本的には、

大量発注・機械でカットした統一規格の建材で、

シンプルな洋室・間取りを、

マニュアル通りに施工するから安いのです。

 

一方和室は、素人目で見ても、なかなか手が込んでいます。

 

※画像はお借りしました

 

奥には「床の間」、壁には「長押し(なげし)」や欄間、床は畳で、引き戸は障子。

天井や壁はシンプルに洋室と揃えたとしても、問題は畳です。

和室の床下板は、畳を入れるために、洋室よりも数センチ低く施工する必要があります。

 

手間、かかりますよね。

 

実際のところ和室を希望すれば、オプション扱いになることが多いです。

 

和室の代わりになるもの

 

ローコスト住宅では、独立した和室の代わりに、畳スペースを設けるのも選択肢です。

  • リビングの片隅に「小上がり」
  • カーペットの代わりに「置き畳」
  • 冬の間は、「掘りごたつセット」を置く

 

「小上がり」は、設計の段階から相談して工事も必要ですが、「置き畳」や「掘りごたつセット」は後から置くだけです。

 

しかも人工畳を選べば、メンテナンスも楽ちんです。

有名どころだと、セキスイ畳「MIGUSA」でしょうか。

 

リフォームが自由にできないかも

 

ローコスト住宅には、「規格住宅」のプランが多くあります。

柱の位置が決まっているなど、その規格が影響して、大幅なリフォームが難しい可能性があるのです。

 

将来的に増改築を想定しているなら、それを先に伝えて相談した方がいいですね。

 

また、ローコスト住宅でよくある空間を節約した間取りも注意が必要です。

「廊下がない」、「リビング階段」、「2階リビングで、1階は車庫」などですね。

 

例えば、こうです。

  • 高齢になったとき、手すりをつけたいとなっても、つける場所が少ない
  • 生活の中心は2階だけど、階段が辛い

 

廊下なら、通路の左右に壁があります。

でも、リビングが通路がわりになる間取りなら、どうしましょう。

ぐるっと壁伝いに手すりをつけるか、家具を伝って歩くか、です。

 

また、2階に上がることが辛くても、リビング階段では、階段昇降機を取り付けるスペースや耐久性がない。

 

老後の生活も視野に入れるなら、最初から平屋で考えるなど、配慮が必要でしょうね。

 

工務店によるアフターフォローは、しっかり確認

 

家は、建て終わってからが「始まり」です。

でも、建物自体は、完成した瞬間から劣化していくものです。

あんなにお金をかけたのに、切ないものですね。

 

劣化を防いだり、対処するためにも、施工会社のアフターフォローは欠かせません。

ローコスト住宅の場合、このアフターフォローの手厚さは、会社によって様々です。

 

もちろん、回数や時期についてはパンフレットに記載がありますが、それ以外に「判断基準」となるポイントはこれです。

 

  • 建築棟数
  • モデルハウスがある(もしくは、公開できる住宅がある)
  • 大手ハウスメーカーのローコスト部門

 

「ローコスト住宅」という言葉は、2000年初頭に登場したとされ、まだまだ新しい分野です。

ということは、これを主力商品とする工務店やハウスメーカーも、参入してから日が浅いということです。

 

淘汰されて、すぐに廃業となっては、アフターフォローは望めません。

継続して実績があること、モデルハウスを維持する体力があることは、気にしていました。

 

また、大手ハウスメーカーのローコスト住宅部門であれば、アフターフォローの経験実績の蓄積が期待できます。

 

ローコスト住宅の建材は、基本的には高級品ではありません。

だからこそ早めにメンテナンスして、5年後、10年後と劣化を遅らせたいものです。

 

大手のハウスメーカーの方がいいのか

 

やっぱり、有名なハウスメーカーの方が安心かな

住宅ローンはキツイけど

 

悩み顔で、友人が言います。

ローコスト住宅の工務店に契約したのに、ねぇ。

 

決めるのは本人と家族ですが、判断材料になるものはふたつ。

 

  • 住宅ローンは、返済期間が長く、借入金額が多いほど、利子の合計額も高額
  • 住宅ローンの返済中は、簡単には売却できない

 

住宅ローンの支払額について、簡単にまとめるとこうです

 

【3000万円を元利均等・固定金利1.31%(年)で、住宅ローンを組んだ場合】

21年ローン 30年ローン 35年ローン
毎月の返済額(ボーナス無) 13万6237円 10万823円 8万9088円
総支払額 3433万1591円 3629万6078円 3741万7147円
元本に上乗せになる金額 433万円強 629万円強 741万円強

表作成:yukidaruma

※金利1.3%(年)は、フラット35(21年~35年)の最低金利です(2020年12月現在)

 

35年ローンはすごいな、金利だけでアウディも買えちゃう。

 

ことほど左様に金利が同じなら、支払期間の長短で、総支払額はかなり差が出るんですね。

借入金額が多ければなおのこと、です。

 

加えて、住宅ローンを返済中は、物件の売却も容易ではありません。

 

このあたりの事実をどう考えるか。

私なら、住宅ローンは最低限で、まあまあの家がいいなと思ったので、ローコスト住宅なのでした。

 

ローコスト住宅に住むと、将来が不安・・・?

ローコスト住宅に住む場合、将来に関する不安要素はもちろんあります。

年配者の憩いスポット「和室」がオプションだったり、

大幅な増改築に制限があったり、

アフターフォローの手厚さにムラがあったり。

 

もちろん、工務店やハウスメーカーによって差がありますから、施主側で意識して、考えたり確認することが肝要です。

 

一方で、違う見方をしてみたらどうでしょう。

 

客観的な事実として、ローコスト住宅で建てれば、建築費用を抑えることはできます。

では、その浮いた費用を未来への投資へ回すのです。

 

塗装や設備など、特に消耗品は、ローコスト住宅では普及品・廉価版が標準です。

数年~10年後でしょうか、塗り直しや交換、軽微なリフォームが必要になります。

 

その時に、すこしランクの高い製品を検討するのです。

現在の高級品も、将来は時代遅れになります。

未来の普及品は、今のトップレベルより、さらに高機能かもしれません。

 

新築する時点で、背伸びして高額な住宅ローンを借りていたら、メンテナンスにまわせる資金は少ないでしょうね。

 

そう考えると、わくわくしませんか。

将来の選択肢を増やせること、これは、ローコスト住宅の利点だと思います。

 

ローコスト住宅を検討するなら、相見積もりはやっておきましょうね。

限りある予算を有効に使うための自衛です。

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