【札幌で安い土地の探し方】実際に使える3つのコツは?

事故物件 情報収集の方法
当サイトの一部コンテンツには広告が含まれる場合があります。
スポンサーリンク

霊感があると自称する友人がいます。

ちなみに、和室を作ろうかどうしようか迷っていた、あの彼女です。

ローコスト住宅でも和室がほしい。後悔しないための工夫とは?
新居に和室は、いらないです。 新居を建てるときに、そう言ってお願いしたので、私の自宅には和室も畳もありません。 なければないで、不便も不満もなく、淡々と生活しているわけです。 ※祖父母の家にこんな部屋がありました でも、ひとによっては事情が...

 

私も信じないではないですが、彼女の場合は「確信」です。

 

でもそんな彼女夫婦が買った土地は、実は事故物件なのですから、正直わけがわかりません。

 

 

なんで、オッケーなの?

 

単刀直入に訊ねると、こんな答えでした。

 

全部の事故物件がアブナイわけないじゃん。

いろいろあるでしょうよ。

 

土地価格が高騰する札幌において、安い土地を手に入れるウルトラCの手段として、事故物件はアリなのでしょうか。

それ以外の裏ワザも合わせてご紹介します。

 

事故物件とは?

 

「心理的痂疲のある物件」、これが事故物件です。

 

ひとことで現すと、

 

それを知っていたら、買わなかった(借りなかった)のに!

そう思わせる何かがある物件ですね。

 

例えば、物件の中で誰かが亡くなった、大きな事件の舞台になった、周辺に暴力団事務所などがある(治安が悪い)、そんなことです。

 

事情が事情ですので、相場よりも安く値がついていることが多いのです。

 

事故物件の見きわめ方

 

上述の彼女の見解はこうです。

 

現実として、これからも問題が起こりそうかどうかで決めた。

不穏な土地には恨み満載の霊が下りるし、何ともないとこには、大した霊はこない。

 

霊のはなし云々については、議論をしません。

それは置いておいて、事故物件を買ってもよいかの見きわめポイントは「将来的に問題が起きるか」です。

 

事故物件となり得る例をいくつか挙げましょう。

 

  • 住人が亡くなった
  • 大きな事件の舞台となったばかり
  • 暴力団の事務所や、その他、近くに住みたくない何かが近所にある

 

大きな事件の舞台になったばかりだったり、暴力団の事務所があるなど、そんな事情があるなら、あえて手を出さない方がいいでしょうね。

現在進行形で、問題が起きている可能性が高いからです。

 

例えば、報道関係者が出入りしてせわしなかったり、治安が悪かったり。

数年しか住まないアパートならまだしも、定住するための土地としては、ちょっとリスクが高い。

 

雰囲気に馴染めないからと、簡単には引っ越せませんもの。

 

でも、「住民が亡くなった」という事故物件は話が別です。

 

住人が亡くなった物件

 

住人が亡くなるとは、大きく分けて3つの事態です。

  • 自然死
  • 自殺
  • 殺人

 

自然死は、孤立死もあれば、家族が家で看取ったというケースもあるでしょう。

孤立死が大きな話題になっていますが、それだけではありません。

昨今は訪問診療や訪問看護の協力で、がん末期の患者さん、老衰のお年寄りなど、自宅で最期を迎えることも増えています。

 

本人としてはいろいろと思うところがあるにせよ、当事者や関係者が、次の住人に危害を加えるとは考えにくいです。

 

自殺も、物件のその後については、自然死とかなり近いでしょう。

 

注意が必要なのは、殺人事件です。

 

その元凶となった当事者は、生きています。

事件は事情がそれぞれあって解決しているとしても、将来はわかりません。

見えない火種がくすぶっており、当事者しかわからない理由で、犯人がまた舞い戻ってくることもあるのです。

 

霊とは違って、生きている人間は、実際に行動できますからね。

 

 

ところで、「大島てる」をご存じですか。

事件事故・住人の死亡事例があった物件・土地を検索できるサイトです。

大島てる 大島てる物件公示サイト
大島てる物件公示サイトです。これらを取引する際には注意しましょう。

 

このサイトを見るとよくわかりますが、

住人が亡くなった物件は、身近にけっこうあります。

 

そんな珍しいことでもないんだな、とよくわかります。

 

となると、「住民が亡くなった」物件は、殺人事件ではなく、他の条件が悪くなければ、お買い得なのでしょう。

まして、土地だけならなおのこと。

遺体発見が遅れて建物が傷んでいる・・・ということも、更地になれば大きな影響はありません(物理的には)。

 

霊感の強い彼女が購入した「事故物件」土地も、実は、ひとり暮らしのお年寄りが自宅で亡くなり、家族が売却を急いでいた土地なのです。

 

空き家バンクもチェックしよう

 

そうは言っても、事故物件は「生理的に無理」だってこともあるでしょう。

 

だけど土地は格安で手に入れたい。

そんなときは、「空き家バンク」もチェックしてみましょう。

 

空き家バンクとは?

 

空き家バンクとは、自治体が管理する不動産の売買賃貸の管理サイトです。

空き家を所有する人が情報を登録し、空き家バンクを通して、借りたい人や購入したい人へ公開しています。

北海道空き家情報バンク

 

一般的な不動産情報サイトと異なるのは、非営利で運営されていることですね。

その結果、かなり割安な物件も多いのです。

 

元々は地方の過疎地で、空き家対策として導入されたものですが、札幌市内の物件もぽつぽつ掲載されています。

 

空き家バンクのメリットとデメリット

 

メリットは、とにかく割安なことです。

空き家バンクは不動産業者が仲介していないので、手数料が必要ありません。

 

また、地域によっては、価格そのものを相場より安く設定している例も多いです。

 

一方デメリットは、メリットの裏返しで、不動産業者が介入していないこと。

営利目的ではないので、運営者の自治体は、購入や契約には携わりません。

 

物件の所有者と直接交渉する必要があるのです。

個人間売買はトラブルにつながりやすいため、仲介してくれる不動産業者をお願いすることが無難です。

 

また、空き家バンクでは、必ずしも詳細情報を公開しているとは限りません。

これは不法侵入やいたずらなどを防ぐ目的なので、仕方ない面もあります。

自分で現地を確認したり、上述の通り、不動産業者に調査を依頼することも検討が必要です。

 

 

あれ?

なんかめんどくさい上に、不動産業者が結局は必要で、仲介手数料も取られるってこと?

 

そう思いましたか。

 

それ、残念ながら、まあ事実です。

地方なら、仲介手数料を含めても、激安物件は確かにあります。

ただ札幌やその周辺では、そうでもないです。

 

でも。

空き家バンクをチェックしておくべき理由はあるのです。

 

なぜなら、

自社所有の土地を空き家バンクで公開している不動産業者があるから

 

もしくは、信念として、空き家バンクを利用する地主もいるから

 

これは、不動産屋さんに教えてもらったことですが、やっぱり掘り出し物もあるそうです。

不動産業界って、海千山千で一筋縄ではいかないんだなと思うのは、こういうときです。

 

奥の手は、現金払い

 

どんなケースにも当てはまるとは言えませんが、

土地を買おうとしたとき、現金払いを約束すれば、値段が下がることがあるのです。

 

これは、不動産投資をしている知人に聞いた話です。

特に個人が売主の場合、現金払いなら値引きをしてくれる例がけっこうあるそうですね。

 

固定資産税や相続税の負担にうんざり、あるいは何かの事情で現金が早急に必要

そんな場合です。

 

まあお金に余裕があれば、土地を売る必要もないでしょうしね(不動産投資を除く)。

簡単にできることではありませんが、まとまった現金を集められるなら、なかなかいい話です。

 

ちなみに私も、これで安く土地を買おうとしていました。

結局は実家の敷地を利用しましたが、契約の一歩手前まで進んだ話もあったのです。

 

現金購入で安く土地を買うために、私がやっていたことはふたつ。

 

  • 小さい不動産業者にも相談する
  • 具体的な金額を伝え、それ以内なら現金決算するとはっきり伝える

 

ちなみに用意できたのは、1000万円でした。

2018年頃の話ですが、この金額は絶妙なラインだったらしく、札幌市内でもいくつか候補が挙がっていました。

普段から安い南区や手稲区だけでなく、清田区・白石区・厚別区の土地もありましたっけ。

 

土地探しは、情報戦かな

予算が潤沢にあって、探す時間もかけられる

 

それならいいですけど、私は違いました。

そもそもローコスト住宅で自宅を建てようって時点で、まあお金持ちではナイです。

 

ぺったんこのお財布とゼロが全然足りない貯金を眺めても仕方がないので、自分の手と足を使いました。

それが「空き家バンク」の物件ウォッチだったり、現金確約で不動産屋さんに交渉することだったのです。

 

私は巡り合いませんでしたが、「事故物件」もウェルカムでした。

 

これらの伝手から土地が見つかる可能性は、実際には高いとは言えないでしょう。

でも、当たれば大ヒットです。

 

持ち札は多いほど、チャンスも増えるってどこかで聞きました。

土地探しもまた然り、と感じています。

コメントや体験談などお願いします