リビングの壁は、全面にエコカラットを貼る【後編】ゆきだるまのお家での施工費用とレビュー

ゆきだるまのお家

「ゆきだるまのお家」を建てる際、リビングの壁については、バーンとエコカラットを貼りました。

腰高~天井まで、ほぼ全面的にです。

お金、かかりましたね。

でも、そこはローコスト住宅です。

全体の費用が抑えられているので、何とか予算内に収まったかっこうです。

今回は、「ゆきだるまのお家」でエコカラットを施行した体験談・費用と、新居に入居後の感想をまとめました。

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選択したエコカラット

エコカラットと言えば、デザイン性の高さも魅力のひとつです。

トイレや玄関の一角や、リビングではテレビの後ろの壁など、インテリアとして取り入れている例が多いです。

ショールームでも、あちこちに展示されていました。

本当に素敵です。

でも我が家がエコカラットに求めたのは、ずばり機能性です。

なので、選んだシリーズは、シンプルなものです。

ファインベースのホワイトです。サイズは、303mm×303mm。

凸凹がほとんどなく、さらっとした手触りです。


ショールームで実物を見て決めまたので、照明による陰影や、組み合わせによるデザインの意匠はあまり期待できないことは了解済みです。

でもその代わり、布や手をひっかけて傷つけることもないです。

この手触りは魅力でした。


ネットを見ていると、ばら売りで一枚400円台後半ですね。

2018年当時、ちなみにLIXILの定価セットだと、5800円/㎡(22枚)でした(エコカラットの場合。現在はエコカラットプラスにシリーズは統一)。

ちなみに、このファインベースは、凝った意匠のものと比べて、格段にお財布に優しいです。

デザイン性の高いものだと、2倍以上高額のものもありました。

このエコカラット本体に、大工さんの手間賃や接着剤の代金を加えたものが、エコカラット施行の総額費用となります。

エコカラットを貼った場所

犬を放し飼いにしている1階部分の壁、ほぼ全面で、腰高から上の部分に貼りました。

エコカラット施工の合計面積は、約23㎡弱です。

内訳は、

  • リビング(約11畳)の壁(約11畳)
  • 犬スペース(約3畳)の壁
  • リビング階段のリビング・階段内側の両面

※犬スペースには、ケージとトイレトレーを設置しています。

1階の間取り。ピンクがエコカラット、水色が防水パネル壁。

1階部分は1LDK+犬スペースです。

システムキッチンや、犬スペースの流し場は、防水のパネル壁なので、その部分は除いています。

それから、床から腰高(120㎝)までの部分も、エコカラットは貼っていません。

犬に触れる部分なので、破れにくい貼り紙にしました。

ちなみにこれです↓

国産壁紙(クロス)/のりなし/リリカラ/will(ウィル)2020-2023:スーパー強化+汚れ防止(ペット対応)/101ページ/メーカー品番:LW-4405/白系/石目調、塗り調/不燃/準不燃/防かび/汚れ防止/抗菌/領収書対応可

全速力で駆けっこするうちにぶつかって、犬が怪我したり、エコカラットが欠けることを防ぐためです。

触った印象は、さらりとした手触りで、ベタベタした感じはありません。

エコカラット施工の総費用

実際の費用

エコカラット+接着剤、そして工賃

約23㎡施工 ⇒ 約36万円

我が家のオプションでは、ダントツの出費でした。

使ったのはファインベースのみで、定価は5800円/㎡(22枚)。

23㎡だと、13万3400円。

窓枠や階段スペースに合わせて、半端分が必要になるでしょうから、さらに1~2セットを追加して14万円前後。

接着剤が数万円とは考えにくいので、20万円くらいは工賃でしょうか。

「ゆきだるまのお家」での施工費用は高い? 安い?

エコカラット施工の見積もりを受け取ったとき、ちょっと悩みました。

情報収集していた他の方のブログでは、もう少し、いいえかなり安かったのです。

ただ、その方々は、ローコストではない工務店やハウスメーカーで家を建てていました。

ローコスト住宅は、設備や建材のかなりの部分を統一して、一括で仕入れるから安いのです。

企画外のオプションについては、割高になることは承知していました。

でも念のため、札幌と近郊のリフォーム業者にも、いくつか見積もりや相談をしています。

自宅の完成後に、改めて依頼することも考えたのです。

それで、調べてみた結果、値段はピンからキリまででした。

でも肌感覚としては、1㎡で1~3万円の範囲ですね(2018年時点)。

もちろん、我が家と同じエコカラットの場合です。

  • 「ゆきだるまのお家」のエコカラット施工は、相場よりちょっと高めの値段設定。
  • でも、極端に高額ではないので、「今までの信頼関係にお金を使う」と考えることにする。
  • ローコスト住宅ゆえに、全体の費用が抑えられているので、エコカラットをつけても予算内に収まる。

こう考えて、「ゆきだるまのお家」にて、エコカラットをオプションでつけることにしました。

生活して2年。実際の感想

「ゆきだるまのお家」に入居して、もう2年です。

自分にとっては大金だったエコカラットですが、実際に暮らしてみてどうだったのか。

測定する機械などはなく、主観的なものですが、正直な感想をまとめてみました。

良かったこと

消臭効果

空気清浄機や脱臭機は、どちらも結局買っていません。

でも、特に不自由には感じていないです。

以前住んでいた貸家では、玄関を開けた時点で、むわっと犬の獣臭がしたものでした。

現在の自宅では、まず、それを感じません。

家族や、訪ねてきた人たちにも聞いてみましたが、気にならないようです。

普段から率直に何でも言ってくる人たちですから、信用できると思います。

でも、排泄した直後は、やっぱり臭いますね。

というわけで、わかっていたことですが、消臭能力の即効性は乏しいです。

つけ加えると、「ゆきだるまのお家」は、機械制御による24時間換気システムです。

空気が常に換気されていますから、エコカラットの消臭など効果は、補足的なものと感じています。

半端のエコカラットを再利用

エコカラットの破片。段ボール3箱にたっぷり!

お願いしておいたので、エコカラットの欠片をもらえました。

窓枠や壁の広さに合わせるために、エコカラットをカットして貼り付けるのでしょうね。

半端とは言え、けっこう大きな破片もあります。

これを消臭剤として、靴箱や冷蔵庫、階段下収納の隅に置いています。

それが、とってもいい感じなのです。

限られた空間だからでしょうか。

消臭効果は、はっきり感じられますね。

インテリアとして

私自身は、気に入っています。

上がエコカラットで、下は壁紙。同系色ですが、材質が違います。

インテリアを重視して選んだカラーや意匠ではありませんが、結果として、お気に入りになりました。

腰高の位置で、材質が切り替わる壁が、そういえば元々好みだったのです。

好きな色や材質、デザインの壁に囲まれた部屋で暮らすのは、とても気分がいいものなんですね。

インテリアにこだわる人の気持ちがわかりました。

イマイチだったこと

調湿機能は実感なし

消臭機能の話と重複しますが、24時間換気システムの元では、効果がいまひとつ実感できません。

  • 夏場は60~70%(エアコン使用で上下します)。
  • 冬場は35~40%で安定。
  • 除湿器や加湿器は使っていません。

※湿度は、相対湿度の値です。

ちなみにエアコンは、夏は冷房・冬は暖房専用で、除湿や送風機能はほぼ使いませんでした。

相対湿度なので、何とも判断しがたい部分もありますが、冬場でも喉が痛いとか、肌が乾燥するような実感はありませんでした。

これが、エコカラットの効果ならうれしいのですが、どうなんでしょうね。

表面がザラザラしている

我が家で採用した「ファインベース」シリーズは、ザラザラ感が比較的少ないエコカラットだと思います。

それでもツルツルではありません。

我が家のエコカラット

感触としては、ちょっと温かみと丸みのある、ザラリとした素焼き陶器。

手のひらをピタッとつけるだけなら、それほど違和感はありませんが、フリースなどが触れると毛玉になりました。

うっかり肘を擦ったのを後で見ると、軽いすり傷になっていました。

小さい子供や、身体が不自由になったお年寄りが家族にいるなら、気をつけた方が良さそうです。

つまり、上半身や目線の高さには、設置しない方がいいと思いました。

画鋲やクギを打てない

セラミック製であるエコカラットには、画鋲は刺さりません。

クギを打とうとしたら、たぶん、パリンと割れます。

これは最初から分かっていたデメリットです。

なので、何か飾りたいものがあるなら、あらかじめピクチャーレールやフックなどを取り付ける必要があります。

私は興味がないから、いらない。

そう思っていたら、盲点でした。

壁掛け時計を設置できません。

よく見上げる場所に時計をつけようとしたら、そこはエコカラットでした。

なので、今、リビングには大きな時計がありません。

これ、意外と不便です。

固定資産税が高くなる

これは、市役所から家屋調査に来た際に教えてもらいました。

タイル張りの壁は、資産価値が高いとみなされるそうです。

エコカラットは、確かにタイルの一種ですもんね。

かなり不安になりましたが、我が家くらいの小さい家だと(延床面積26坪)、数百円~千円程度の差だそうです。

実際に請求された固定資産税も、だいたい予想通りの金額でした。

固定資産税のための家屋調査後に、エコカラットを貼れば、税額を抑えられます。

本気で節約をするなら、です。

でも、工事の手間を考えると、固定資産税が上がる方が私は楽でいいと思いました。

総合的に満足。でも・・・

犬の獣臭を含め「生活臭」に悩まされていないし、インテリアとしても好みです。

なので、エコカラットをどーんとリビング(ほぼ)全面に貼ったことは、私自身は満足です。

ただし、それは、高断熱な「ゆきだるまのお家」で家を建てたからだと思います。

つまり、

  • 断熱性能の充実に、追加料金を払う必要がなかった。
  • ローコスト住宅なので、建物全体の総額費用を抑えられた。

だから、即効性がなくて、時間をかけて効果を発揮する設備に投資が出来たのです。

エコカラットの消臭・アレルゲン物質の吸着機能の効果は、何年も経ってから、私や犬たちの体調で証明されるものだと思います。

  • エコカラットだけで、空気の質の管理(消臭・有害物質の除去・調湿)は、実感できない。
  • ランニングコストがかからず、自然の素材で穏やかに作用を発揮するので、空気清浄機などの補助にはなる。
  • 好みの意匠のエコカラットなら、楽しい気分になる。

家にかけられる予算が少ないなら、断熱性能のしっかりしたローコスト住宅を選び、エコカラット用の余裕資金を浮かすことがお勧め(生活・体調に直結する断熱性能の方が優先)。

これが、結論でした。

※【補足】エコカラットとエコカラットプラスについて

2019年3月に大幅改定され、エコカラットとエコカラットプラスの区分がなくなりました。性能は「プラス」に近くなり、名称も「エコカラットプラス」に統一されています。私が「ゆきだるまのお家」に採用したエコカラットとは違い、現行品は、水にも強くなったそうです。

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